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湾の酒類(アルコール飲料)の現地輸入規則について


台湾にアルコール飲料を輸出する際の現地輸入規則、手続きおよび留意点について教えてください。


輸入規制と手続き
A. 輸入規制
台湾に酒類を輸入するには、財政部に輸入許可を申請して、輸入許可を取得する必要があります。輸入許可書の申請から取得までには約2週間かかります。既存の法人が酒類輸入業者となるには、財政部に酒類輸入業者許可設立申請書、会社(商業)登記証明、その他の資料を提出し、輸入許可書の交付を受ける必要があります。


B. 輸入手続き
台湾における酒類の輸入については、タバコ酒類管理法および輸入酒類検査法で規定されています。輸入の際には、以下の書類を財政部国庫署に提出します。


1.輸入検査申請書 

2.輸入申告書

3.輸入酒類の基本資料申告書

4.原産地証明書

5.その他必要な資料(酒類輸入業者許可書または財政部の酒類輸入許可書のコピーなど)

6.輸入時には輸入酒類検査法にもとづく検査が行われ、合格すると税関に電子資料で通知され、酒類輸入業者にもメールで通知されます。


C.輸入検査
酒類輸入の衛生基準として、メタノール、鉛および二酸化硫黄などの最大許容量が定められています。
検査方法としては、全ロット検査、抜き取りロット検出および書面審査があります。
書面審査で許可されるのは、主に以下の場合です。


輸入検査で合格したことがあるもの

抜き取り検査で抽出されていないもの

台湾が承認している海外の分析機関(日本:独立行政法人酒類総合研究所)が過去2年以内に当該酒類について発行した試験報告および検査証明をもっているもの


輸入関税、その他の税金
A. 関税

  1. 日本酒(HSコード2206.00):40%

  2. 焼酎(HSコード2208.90):無税または40%

  3. ビール(HSコード2203.00):無税

    B. タバコ酒類税
    一般的に日本酒は穀類醸造酒類(Other brewed alcohol)、焼酎は蒸留酒(Distilled alcohol)に分類され、合成日本酒は再製酒類(Reprocessed alcoholic beverage)に分類されます。
    製造工程や原料によって酒類の属性が異なるため、個別に判断されます。

  1. ビール:
    1リットル当たり26台湾元

  2. その他の醸造酒:
    アルコール度数 × 7台湾元 × リットル

  3. 蒸留酒:
    アルコール度数 × 2.5台湾元 × リットル

    1. アルコール度数が20%超: 185台湾元 × リットル

    2. アルコール度数が20%以下: 7台湾元 × リットル

  4. 再製酒:

    たとえば、アルコール度数15%の日本酒のタバコ酒類税の計算式は以下のとおりです。

  1. 1升(1.8リットル)の場合:
    15度 × 7台湾元 × 1.8 = 189台湾元

  2. 4合(720ml)の場合:
    15度 × 7台湾元 × 0.72 = 75.6台湾元

    C. その他諸税

  1. 貿易開拓サービス費:CIF価格 × 0.04%

  2. 営業税:(CIF価格+関税) × 5

    II. 現地国内販売に際しての規制
    1. ラベル表示
    以下の項目について、中国語で、読みやすく背景にはっきりとした対象を示す文字でラベル表示をしなければなりません(タバコ酒類管理法第33条、酒類ラベル管理規則第3条)。

  1. 商品名(輸入酒の場合、中国語表示でなくても可能)

  2. 製品の種類

  3. アルコール度数

  4. 生産地

  5. 製造業者名・住所(輸入酒の場合、中国語表示でなくても可能)

  6. 輸入業者名・住所

  7. 容量

  8. 賞味期限、製造年月日
    アルコール分7%以下の酒類は賞味期限または製造年月日を記入する必要があります。また、製造年月日を記載する場合は賞味期限も併記する必要があります。

  9. 警告表示
    「飲みすぎは身体に悪影響を与えます」などの警告を記載しなければなりません。

    このほか、製造業者・輸入業者はラベルに酒齢および特定の地域呼称(Geographical Indications)などを表示することができます。

    2. 販売規制
    酒類は自動販売機、通信販売およびインターネット販売など、購入者の年齢を識別できない方法で販売することは禁止されています(タバコ酒類管理法第31条)。また、賞味期限を過ぎたものは販売してはいけません。

    3. 広告宣伝規制
    酒の広告およびセールスを行う場合、「飲みすぎは身体に悪影響を与えます」などの警告を表示しなければなりません(タバコ酒類管理法第37条)。飲酒の奨励なども禁止されていますので、注意が必要です。

    III. 日本酒の輸出者として留意すべき事項
    高温多湿の土地柄ですので、日本酒の保管は冷蔵庫、冷暗所、地下室などが適切です。契約書にこの点を、消費期限を厳守することと共に明記することをお勧めします。
    台湾の小売店で日本酒を販売する際、買い取りではなく、置き売り(消化仕入)を条件とされる場合が多いようです。この条件では、売場に商品を置いてもらえますが、売れた分だけしか代金を受け取ることができません。高額のお酒も売場に並んでいますが、回転率が低いものが多く、回転率の高いお酒は、安価なお酒で、米国からの輸入日本酒も増えているようです。

     


 

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